は  −ハッピーバースデー。子供時間の秘密−
今思うと信じられない、子供時間。
たとえば小学生のころなら、授業と授業の間の10分間に
ドッジボールの試合が2〜3回できた。
しかも校庭に駆け込む往復時間も含まれている。


学校から帰ると午後3時すぎ。
一日はこれから始まるといわんばかりの勢いで
自転車に飛び乗って、友達の家に押しかける。
公園で遊んで、漫画を数冊読みあさって、
テレビゲームを何タイトルかクリアする。
それでもまだ2時間かそこらしか経っていない。
6時くらいまで遊んでいると、
もうそろそろ帰らないとおうちの人が心配するよ、と
友達のお母さんが言い始める。


しぶしぶ家に帰って、晩ご飯を食べながら
7時からのテレビアニメを見て、
学校帰りに図書館で借りた児童文学を3冊読みきり、
友達と交換したゲームをやりかけたところで
親から「宿題は?」と突っ込まれ、あわてて済ませ、
風呂に入り、犬の散歩に出かけ、
ああ、やっとゲームが出来る、とやりかけた途端、
今度は睡魔に襲われ、いつの間にかゲームオーバーになり、
電気代がもったいないと促され、就寝。
なんとまだ9時。


・・・みたいな超人的な時間の有効(?)活用。
大人になって、その中のどれかひとつでもしようと思うと、
たぶんそれだけで一日費やしてしまうのだろうなあ。


年をとるにつれ、1年が早く過ぎる、という。
単に時間の体感速度が違うのだろうか?
ついこの前お正月だったかと思えば、もう夏。
いや、もう涼しいな。あ、雪だ!


そんな現象が、まさか本当に自分の身に起こるとは。
もののたとえで、時間の流れを分数に例えた本があった。
分子は1年間。分母は自分の年齢。
3歳の子供だったら、1年は今まで生きてきた3分の1の重みだが、
30歳になると、1年間の重みは、人生の30分の1に軽くなる。
そりゃあ、早く過ぎるわけだ・・・。


今日は、奥さんのつんちゃんが、分母をひとつ増やした。
ハッピーバースデーなのだが、
妙齢の女性にとって、誕生日が「ハッピー」なのか、微妙なのだ。
うーん。


ま、ハッピーじゃなかったら、
「ハッピー」を取っても「バースデー」。
どちらも「は」には変わりませんから、修正は楽ですけど。

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【2005/11/09 23:59 】 | 僕辞書【は】 | コメント(2) | トラックバック(0) | page top↑
な  −納豆。食わず嫌いの逆襲〜後編〜そして豆腐納豆名前逆太郎の謎−
納豆は、なんと三十路過ぎてから克服できた食である。
子供の頃、匂いでいやになり、無理やり食べさせられたときは、
むせ返り、吐き気を催し、青ざめた。苦々しい思い出。
ところが、数年前のある日、カミさんが食べているのを見たら、
おもむろに食べたくなって、食べたら見事にハマッタ。


ただし、家で食べる場合は、であって、すなわちそれは、
匂い控えめのパッケージを見た、ということを意味する。
外食で、匂いの強い納豆が出たら、きっと食べられない…。
そんな幼き日のトラウマが、無意識に注文を避けるのである。


とはいえこれで、「食べられないもの」が特にない、
清清しく健康的優良な人になってしまった。
ただ一点、「納豆」に関して、気持ちの悪い問題が残った。
「豆腐」。日本にはもうひとつ、代表的な豆の加工品がある。
豆を型に納めた白い物体のほうが、「納豆」の名にふさわしく、
豆の腐った物体には、「豆腐」の名を冠すべきではないか。


一説によると、江戸時代あたりの政府の記録係が、
間違えて逆に書き残してしまったのが定着してしまったとか。
なんだかなー、なのだ。


似たような話が、「金」と「銀」にもある。
僕らの認識では、当然、金のほうが高価なのだが、
歴史上、産出量の関係で、価値の逆転が時々あったらしい。
「狼男に銀の弾丸」や「吸血鬼に銀の十字架」は、
当時、もっとも貴重なのが「銀」であった時代の名残りである。
この世の希少な金属は、本来あの世のものだという考えがあり、
非日常的な存在には、希少な金属が効く。そう信じられていた。
「雄弁は銀、沈黙は金」なんかも本当はどうなのだろう?
いずれにせよ、いくらかロマンチックで格式すら感じさせる。
そう。「納豆」「豆腐」の名前逆問題よりは。


この二大食材の名前を間違えた人物を、
僕はひそかに「豆腐納豆名前逆太郎」と名づけている。
彼の名前は過去に2度、世間に露出している。
ひとつは、僕のメッセの最初のハンドルネーム。
それと、勤めていたお店の会員カードの申込用紙サンプルだ。


彼を、いや、納豆を見るたびに、名前の大切さを思い知る。
というか、名前を間違えることの恐ろしさを思い知るのである。
家にいるカミさんと子供2人とチワワの名前を頻繁に間違える。
ほら、僕の日常にも「な」の危機は迫っている。


そういやこの前、長女の誕生日も間違えて会社に提出したっけ。
……なんだかなー。

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【2005/10/23 00:13 】 | 僕辞書【な】 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
た  −たくあん。食わず嫌いの逆襲〜前編−
たくあんは、初めて食べることが出来た漬け物である。
食べたのは小学校2年生のとき、給食で出た。
そのころの僕は、愛知県から奈良県の学校に来た転校生で、
言葉使いやらなんやらで、少し特異な目で見られていた。
それもラッキーなことにプラスな方向に。
(と思うけど、本当はどうなの?)


そのひとつに、こういうのがあった。
「あの転校生は、給食をくうのがべらぼうに早いぜ」
というわけで、クラスの男子の物好きが、
僕の食べる順番を真似して食べるようになった。
まあ、苛烈な早食い競争の始まりである。


そんなとある昼、「たくあん」が出た。
僕の食べられないたくあんが・・・。
他にもいるだろうか、小さいころ、漬け物が食べられなかった人。


僕は迷った。いや、困った。
ふと、周囲を見ると、
さほど、困り果てた顔のライバルはいない。ということは、
く、食えるのか、これが…さすが奈良漬の国、このままでは…。


食ってみました。


なんだこりゃー!
食えるじゃん!
そしていけるじゃん!


というわけで、たくあんは食えるようになったのです。
ちなみにその次に食べることが出来るようになったのは、野沢菜。
大学時代まで飛びます。
深夜のウエイターのバイトで、厨房のフィリピーナが閉店後、
余ったご飯でこっそりおにぎりを作ってくれた。ほっかほか!
それをウエイター仲間で作り置きの野沢菜と一緒に食べる。
そのときは、予感がしていた。これはすんごいうまいぞ、と。
で、食った。


くかー!うまいね!!


もう大人になって(大学時代もいい加減大人ではあるが)、
その他の漬け物に関して、もはや「食べられない」ことはないが、
今でも外食時はお漬け物と梅干は、食べずに残すことが多い。
だって、おいしそうな予感も、早食い競争もないもの。
もったいないお化けです。だから食堂とかでついてきたときは
なるべく人にあげるようにしてるので、
よろしくお願いしますー。

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【2005/10/11 17:21 】 | 僕辞書【た】 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
ど  −ドランキー− 番外編「つぐ辞書」
2005年10月9日初出。
何かの依存症とか、中毒患者のこと、だと思う。
コミックのタイトルとかにもあるじゃないですか。
「恋愛ドランキー」。
競馬にハマッてる人なら「競馬ドランキー」
ケータイがないと不安でたまらない人は「ケータイドランキー」

ちなみに僕はこれのことを、「ジャンキー」と呼んでいる。
昼間から台所でお酒をたしなむ主婦のことで
微妙に似たような言葉もあって一瞬混乱した。

飲む人?

(パルプンテ度:★★★★☆)


そんな奥さんのブログはコチラ
【2005/10/10 17:49 】 | つぐ辞書【た】 | コメント(1) | トラックバック(0) | page top↑
さ  −サイト。変わるわよ−
WEBサイトを運営する会社にいた時、
その会社を半年ほど前に退職した同僚から、


「サイトって何ですか?」


という電話があった。
「ほえ?何言ってるんやろ、この子」と思った。
だって、半年前までお前が作っとったもんやんけー。


「広告会社に、御社の支払いサイトを教えて下さい、って言われたんですよ」


そこで、僕の中にふつふつと10年近く前の記憶がよみがえった。
昔の僕も広告代理店の営業マンで、思えば「サイト」って言葉を使っていた。その頃の僕の中では、サイトは「期間」を意味するビジネス用語だった。つまり、「請求の毎月の〆日と、お振込みまでの期間を教えて」ってこと。


僕が入った頃の広告会社は、はじけたにもかかわらずバブルの名残りでそこら辺の管理がルーズだった。
とはいえ、時代の変化もあってか、さすがに未払いは経理や上司からじきじきにチェックが入る。
当然ながら、請求金の回収は営業マンの責任の範疇で、「払ってくれるまで毎日でも伺います攻撃」をしなければならない。


まるで借金取りみたい、と思ったが、まさにそのものなのだ。


新卒の当時は、会社の損益に対する責任感なんてものもなく、
僕だって被害者だよ、とも思いながら、
未払いの会社を「攻撃」した。
結果はさておき(いや、払ってもらえたんだけどね)、
今なら、その行動の重要さが、責任が、身に染みて分かる。


ビジネスって、がめつくて、せこくて泥臭いものです。
マクロなところでも、ミクロなところでも、
目的は1円でも多い利益。
そして、それを紡ぎだすのは、
人同士のコミュニケーションに他ならない。
コピーライター志望で入った広告会社だったけど、
営業の楽しさを教えてもらったことを今はありがたく思う。
社会に生きる為の基本はすべてここで教えてもらった。
そう、変えてもらった。


実はさらに会社は変わったのだけれど、
また、サイトを運営する仕事に携わっている。
このサイトをどうやって儲かるものに変えていくかが目下の課題。
でも、頑張りましょう。
そろそろ僕が変えていく側に立たなきゃならない。


僕にとってのサイトはけっこう重いものなのです。


あ、今回、ちょっと辞書っぽいな。
【2005/09/28 00:55 】 | 僕辞書【さ】 | コメント(0) | トラックバック(0) | page top↑
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